YouTubeでも公開しているジョージ宅のソーラー発電システムをご紹介します。
ソーラーパネル
11kWのソーラーパネルを屋根に乗せています。使用しているのは、Q CELLSのQ.PEAK-G4.4 315です。
公称最大出力 | 315W |
公称短絡電流 | 10.04A |
公称最大開放電圧 | 40.51V |
公称最大出力動作電流 | 9.56A |
公称最大出力動作電圧 | 32.96V |
モジュール変換効率 | 18.9% |
このパネルを7枚直列にしたものを、5組使用しています(合計35枚)。だいたい240V前後で動作しているようです。
屋根の形状が、南側が高い片流れのために、冬は極端に日照時間が短くなります。
ハイブリッドインバーター
SRNE社の製品を2台使用しています。100V用がHF4850U80-H、200V用がHF4850S80-Hです。どちらもバッテリー48V仕様で、充電・放電それぞれ5000Wまで使えます。
モデル名 | HF4850U80-H | HF4850S80-H |
AC出力電圧 | 100V-120V | 200V-230V |
AC入力電圧 | 90V-140V | 170V-280V |
周波数 | 50Hz/60Hz(自動切換) | 50Hz/60Hz(自動切換) |
インバーター出力 | 5000W | 5000W |
バッテリー電圧範囲 | 40V-60V | 40V-60V |
最大AC充電電流 | 40A | 60A |
ソーラーパネル最大開放電圧 | 500V | 500V |
ソーラーパネル動作電圧範囲 | 120V-500V | 120V-500V |
MPPT電圧範囲 | 120V-450V | 120V-450V |
最大ソーラー充電電力 | 5000W | 5000W |
最大ソーラー充電電流 | 80A | 80A |
2台を同じバッテリーに接続して使用しています。充電は、最初に設置した100V用のインバーター(HF4850U80-H)のみで行っています。天気が良い日は、上限の80Aで充電します。
バッテリー
リン酸鉄リチウムバッテリーを使用しています。300Ahを16セルで、約15kWhとなります。バッテリーの容量は、だいたい1日分の使用電力です。
バッテリーメーカー | CATL |
動作電圧 | 2.5V-3.65V |
動作温度(充電) | 0度-65度 |
動作温度(放電) | -35度-65度 |
質量 | 5.51kg |
充放電サイクル寿命 | 4000回以上 |
標準充電電流 | 0.5C (150A) |
標準充電電圧 | 3.65V |
標準充電方法 | 3.65Vまで0.5Cで定電流充電 その後は電流が0.05C未満になるまで3.65Vで定電圧充電(25度の場合) |
その他
その他に、充放電を管理するBMS、ヒューズや計測器、収納ボックスなど、こまごまとしたものが必要です。少しずつ紹介していく予定です。
切替開閉器
切り替え開閉器(スイッチ)を使用して、ソーラー発電のシステムと電力会社を手動で切り替えできるようにしてあります。使用しているのは河村電器産業のKSS-63です。
下から接続されているケーブルがハイブリッドインバーターからの100Vの入力で「II」に接続。上の奥側が電力会社で「I」に、上の手前「C」は新分電盤に、それぞれ接続されています。2つある青いものは、CTセンサで、電力を測定しています。
写真では、IIがオンになっていますので、ハイブリッドインバーターから新分電盤に電気が供給されています。Iに切り替えると、電力会社からの電気を直接新分電盤に接続することができます。ハイブリッドインバーターが故障した場合も安心です。バッテリーがなくなった場合には、ハイブリッドインバーター側が自動で電力会社からの電気に切り替えますので(バイパス機能)、この開閉器を操作する必要はありません。
ハイブリッドインバーターには、旧分電盤からバイパス用の回路が接続されています。バッテリーが切れた場合には、家庭内のすべての電力がここを通りますので、旧分電盤のブレーカーは30Aに交換してあります。